価値あるものの共通点を探していました。共通点がみつかれば、その物の価値を上げることができます。人はみな価値ある人生を歩みたいと思っています。価値のない人生を歩みたいとわざわざ望む人はいないでしょう。今回は「価値のあるものの共通点」を考えてみました。
価値のあるものの共通点は数が少ないということです。これは価値あるもの全てに共通することで、逆に数が多ければ物の価値は下がります。共通点が分かれば、物の価値を上げることも下げることもできます。特に自分の周りの物であれば、自分の思うがままコントロールすることが出来ます。
少し詳しく見ていきます。
目次
価値のあるもの
自分にとって価値があると認識するときはどういう時なのかを考えてみます。
物の質が良い
物の質がいいと判断できるということは、比較して劣るものがあるということです。例えば私の場合自分の髪の毛は自分で切っています。丸坊主ですので、切るというより刈るといった方がいいのかもしれません。頭を刈るときはバリカンを使いますが、そのバリカンも質の良いものと悪いものがあります。
質の悪いものは、切れ味が悪く、使い物になりません。そういうバリカンは販売している店も種類も多いです。ところが質のいいバリカンは作っているメーカーが数が少ないです。作る技術がないか、コストがかかるなどが原因かと思いますが、質の良いものは、数が少ないものです。
値段が高い
質の高いものは皆が求めるため、需要と供給のバランスで値段が高くなります。通常質の高いものは値段が高くなりがちで、連動するものです。しかし、そうならない場合もあるため質と値段を分けています。質が高くても値段が安いということもあり得るということです。その場合はやはり数に左右されています。
最近はコロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。コロナの事が大きく取り上げられたとき、マスクが店頭から消えました。みんながマスクを買うので当然なくなります。
そして、ネットで転売する人が出始めました。通常の値段の数倍の値段設定にしているところがありましたが、それでも売れているようでした。物の値段が上がっても買いたい人がいるのです。マスクという物自体は変化していません。ところがマスクの価値は上がってしまいました。それは数が少なくなったからです。
ダイヤモンドは高価なものです。ではダイヤモンドはなぜ高価なのか、輝いているかなのか、それとも世の中で最も硬いものだからかなのか、色々な理由があるかと思います。しかし一番の高価な理由は数が少ないことです。もしそこら中にダイヤモンドがあれば高価にはなりません。
親友(ベストフレンド)や恋人
価値は物だけではなく人にも当てはまります。親友というのは、友達の中でも一番の友達の事を言います。当然価値は高いです。
昔小学生になりたての頃「友達100人出来るかな」という歌を歌った記憶があります。友達は多ければ多いほど良いと洗脳されてきました。そのように教育することで大人の都合が良かったからです。
それでは、親友と呼ばれる人は何人いますか?と言われたら1人いればいい方ではないでしょうか。親友100人いるという人はいないでしょう。なぜなら価値が高いものは数が少ないからです。親友が価値の高いことが分かれば必然と友達が多いということに価値がないということが分かります。
友達が多いということは一人一人を大切にしていないと同じ意味を成します。多ければ当然一人に割く時間が短くなります。時間は命の断片です。本当に大切で価値があるのであれば、自分の命を懸けるはずです。すなわち時間を使うということです。ところが数が多ければ出来るわけがありません。なので、友達が多ければ多いほど人を大切にしない人であると判断することが出来ます。
自分の友達にたくさんの友達がいたとします。その場合、自分はその人にとって価値がないと判断できます。なぜなら数が多いからです。数が多ければ価値は下がるからです。
もっとわかりやすいのは恋人なのかもわかりません。付き合っている相手が自分一人だけなのと、10股されているのとでは自分のその人における価値が雲泥の差なのは理解できるかと思います。数が少なければ価値は上がります。
価値を上げる
価値があるものは数が少ないということでしたが、価値を高めるためには数を少なくしてやればいいということになります。
家の中を片付ける
家の中が物で溢れかえっている家を想像してみます。例え高級なものがそこにあったとしても、価値はありません。なぜなら物が多いからです。片付けるということは捨てるということです。捨てることを勿体ないと思ってはいけません。なぜなら、本来価値が高いものでも、物が多ければ価値が下がるからです。捨てずにいると本当に大切なものが何なのかが分からなくなります。本当に物を大切にするのであれば、まずは捨てることです。
安い100円ショップなどに行くと商品が所狭しと置かれています。一方でブランドショップなど高級店にいくと商品と商品の間に空間があります。もしブランドのバッグが所狭しと置かれていた場合どうでしょうか?価値があるとは到底思えません。逆にどれだけ安いものでも数が少なければそのものの価値は上がります。
ですので、自分の周りの価値を上げるためにはとにかく捨てて、少ないものに囲まれることです。
人付き合いを整理する
それは人にも同じことが言えます。人は自分の波長の合う好きな人とのみ付き合う方が、人生が楽しくそして成長できるものです。人によっては、たくさんの人と付き合う方がいいと思っている人もいますが、それは小学生までです。実際に自分の周りの人を見てみるとわかります。ほとんどの人が自分の好きな人ではないでしょうか。もし嫌いな人がいれば避けるようにしているはずです。避けなければ、喧嘩になったり、最悪の場合悲惨な事件に発展することもあるからです。
ですので人も限られた本当に自分の好きな人とのみ関りを持ちます。そうすることその人たちを大切にすることができ、価値が上がります。物も人もごちゃごちゃになれば本当に大切なものが見えなくなります。
まとめ
価値あるものの共通点は数が少ないことです。
ものの価値を上げたい場合、数を減らせば自動的に価値が上がります。
物も人も同じです。限られた数少ない人を大切にすることが価値ある日々をおくることに繋がります。そのことが周りの人にも波及し、良い影響を及ぼすことは多々あります。しかし、それは最初から大勢を大切にする行動から生まれたものではなく、限られた数少ない人を大切にした結果生まれたものです。