健康

東洋医学と西洋医学の違い。良いところと悪いところを挙げてみた

2019年11月24日


東洋医学と西洋医学では考え方が違います。それぞれの特徴を生かした治療法や考え方があります。それを分かっていると、ただ医者の言われるがままではなく、自分で治療方法を選べるようになります。納得がいかなければ、病院を変えるという決断もできるようになり選択肢が増えます。

これからは患者自身が知識をつけ健康な生活を送る時代です。今回は西洋医学・東洋医学の違いを把握するため、あえて良いところと悪いところに分けて書いていきたいと思います。

西洋医学とは

西洋を中心に発達した医学で、現在の日本の病院で行われている治療がそれにあたります。日本で使われている病名はすべて西洋医学のものです。

西洋医学では「値」が重要視されます。これ以上数値が上がれば異常、この数値以内であれば正常範囲内。

例えば血圧上が150あるとします。140から高血圧なわけですから、年齢や合併症などを考慮して降圧剤で血圧を下げるというような感じです。

西洋医学の良いところ

西洋医学は病気の原因を追究しそこに薬で攻撃したり外科手術で摘出したりして病気を治します。

西洋医学の登場でウイルスや細菌が原因の病気で亡くなる人が極端に減りました。また事故などで重傷を負い昔ではその場で死んでいたであろう人が手術によって一命をとりとめるということもあり、その点で大変優れています。

救急医療の進歩が数多くの命を救っているのは、私たち市民にとって安心をもたらしてくれています。

西洋医学の悪いところ

しかし、西洋医学にも不得意な分野があります。それは生活習慣病などの慢性疾患です。

昔は成人病といわれていましたが、成人だけに起こる病気ではなく、また生活習慣に深くかかわっていることから生活習慣病と名前が変わりました。

生活習慣病にも同じようにアプローチをしていきます。血液検査でも数値をだし、異常な数値があればそれを正常に戻す治療が施されます。

生活習慣病のような慢性的なものに関して、局部を見て治療を行うとその部分では良くなっても全体でみれば悪くなることも多々あります。木を見て森をみずといったところです。

必要となるお金が高いのも特徴的です。医療は巨大なマーケットになっていて、日本経済を回すためには欠かせないものになっています。しかしそこには患者が二の次になっている、という現実は否定できません。

東洋医学とは

東洋医学は伝統医学と呼ばれるもので、2000年以上の歴史があります。

東洋医学には様々な医学が含まれています。

・中医学(中国伝統医学)

・アーユルヴェーダ(インド)

・イスラム医学

・チベット医学

この中で日本でいう東洋医学は中医学が代表的なものです。中医学は鍼灸・漢方薬・按摩・気功などがあります。これらは今のように科学が発達する前に古くから存在していたもので、おばあちゃんの知恵の延長線上的なものと考えればわかりやすいと思います。

現代になってようやくその効力が科学的に証明されつつあります。科学的に証明される前からなぜこのような医学ができたかというと、それは統計であったり人々の感覚が作り出したものと言えると思います。

現代はあまりにも科学的という数値やデータにこだわりすぎている感があり、証明されなければそれは有効ではないという風潮があります。それがある人にとっては間違っているかもわからないのにです。人はそれぞれ違います。感じ方や体質などすべてが違います。

伝統医学というものは、昔の人が経験と感覚を頼りにして築いてきたものです。可視化することである意味見えなくなる、といった感じだと思います。もちろん感覚だけを頼りにすことは考え方を狭くすることにつながりますので、避けるべきです。

東洋医学の良いところ

西洋医学が病気の原因をみるのに対して、東洋医学(中医学)はその人をみます。人間は自然の一部ととらえなぜ病気になったかしょうを立てたててみていきます。その人の自然治癒力を高め、体のバランスを正常に戻すように働きかけるものです。

人間の体は常に変化しています。西洋医学で異常と出た数値はその人にとって現在必要だから出ているのです。

例えばインフルエンザにかかって熱が出たとします。38度39度と熱が上がり、病院に行くと解熱剤が処方されることもあります。あまりにも高熱でしんどいときに飲んでくださいといわれます。

もともと熱があがるということはその人の体にとって必要だから上がっているのです。

熱を出しウイルスと戦っているのです。解熱剤で熱を下げることで病気が長引くのはこのためです。

病気をする以前、未病の段階から体のバランスをとることを考える。普段から食事や生活習慣を気を付け病気にならないようにする。病気になるということは体のバランスが崩れ続けた結果と考えます。

体のバランスを整え自然治癒力を高めることで、検査しても異常がないという不定愁訴においても改善が期待できます。

東洋医学の悪いところ

緊急的なものに対応するのは不得意といえます。

この点は西洋医学が優れています。

まとめ

西洋医学は原因を突き止め、原因を攻撃して弱らせたり取り除くことで治癒を目指します。

東洋医学は病人その人をみて、体のバランスを整え自然治癒力を高めます。

西洋医学は値を重視し、その値に収まるように治療するのに対し、東洋医学では体は常に変化するものであるという認識があり、なぜそうなったかを考え治療法を考える。

西洋医学・東洋医学それぞれ優れた部分があり、一概にどちらが良いとは言えません。最近は東洋医学の考え方を取り入れる病院も増えています。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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