考え方

自分の体を大切にする理由とは

2020年2月28日


皆さんは自分の体を大切にしていますか?自分の体なんだからどうしたって自分の勝手だろうと言うセリフをどこかで聞いたことがあります。今回は「自分の体を大切にする理由」という事をテーマに考えてみました。

自分の体を大切にする理由は、長期間にわたり自分が苦しい思いをするからです。人はなかなか死ぬことができません。そして人生は短いようで、意外と長いです。自分の体を大切にしなければその反動として必ず自分が苦しむことになります。こんなことになるなら、もう少し自分の体を大切にしていればよかったと後悔する事になるかもしれません。

それでは少し詳しく見ていきます。

太く短く生きることを目標にする人達

太く短く生きるというとなんだかかっこいい感じがします。そして、太く短く生きるということを目標にされてる人もいると思います。ピンピン生きてコロリと死ぬんだ。そういう人生を夢見ている人もいると思います。

ここで太く短く生きるというのはどういうことかというと、自分の思うことをやって、その結果人生が短くなっても構わないという考えです。

具体的に思い浮かぶのは、タバコやお酒などです。タバコは百害あって一利なしといわれるものです。今でさえどんどんの喫煙者が減ってきている状況ですが、それでもなくなることはありません。

タバコが好きな人は健康に悪いとわかっていても吸います。健康に悪いことを知らずに喫煙する人はいません。それは別に健康のことに関しては考えていないとか、たとえ病気になったとしてもそれはそれでいいという思いがあるからです。そして自分の体なんだから別に他人にとやかく言われる筋合いは無く、自分は自分の好きなタバコ吸ってそれが原因でどうなろうが本望なんだと思っています。

何の苦しみもなくコロリと逝けたら良いですが、苦しみ苦しみ抜き何十年にわたって苦しみ味わうこともあり得えます。タバコは呼吸器疾患だけではなく、約5300種類の化学物質と70種類の発がん物質によって様々なところに異変が起き、それが元で病気になり苦しむことになります。

苦しんでコロリと逝けるかといったら逝けるわけがありません。もし体が急変すれば、救急車で運ばれることになり治療を受けることになります。そして、その時にタバコを強制的に止めさせられるわけです。強制的にやめさせられるのであれば、今のうちからやめてしまえばいいのです。私は現在やめることができているから、そういうことを思うのでしょうが、やめられない人の気持ちはよくわかります。

コロリと逝ける人というのは、自分の体を大切にした人だけです。

お酒に関しても適量であれば健康に良いというエビデンスが出ていますが、ほとんどの場合は適量で済むわけがありません。大抵の人が飲み過ぎてしまいます。しかも国が定めている適量というのは人によっては適量でない場合があります。人の体はそれぞれ違いますからアルコールを分解する能力にも違いがあります。ですので、適量だから安心できると言う事でもありません。

自分を大切にするという事

自分を大切にする事は他人を大切にするということです。他人を大切にする事は自分を大切にするということです。

どういうことかというと、自分の体は自分の物であって自分のものではないからです。これは感覚的なものです。

自分の体は自分のものではない?

自分の体が自分のものであれば、思い通りになるはずです。しかし実際に自分の体と言えど思い通りにならないことの方が多いのではないでしょうか。

例えば右手を動かし右足を動かしとか走ったり歩いたりする事は自分の思い通りにすることができます。しかし身長がもう少し高くなりたいとか、顔をもう少し美男美女にとか、そういうことはできません。必要最低限の事しか、自由になりません。それで本当に自分のものと言えるでしょうか?

このことを考えていると、世の中には自分の物など何一つないのではないかという結論に行きつきます。もし、自分の体が自分のものではないと仮定すると、つじつまが合います自分の体を大切にしなければ、それ相応に分かっていただく必要があるからです

例えば銀行からお金を借りていたとします。家を建てるためのローンを組んでいたとします。家は無事に建てることが出来ました。しかし、その原資は銀行から借りてきたものです。自分のものではありません。

もし銀行との約束を破って、お金を返さなければどうなるでしょうか。家を取りあげられることになります。それだけではありません。約束を遂行できなかった期間が長い、すなわち返済金額が少なければ、当然家を手放すだけでは借りたお金は返せません。なせなら、家の価値はどんどん下がるからです。人のものを使わせてもらうというのは、その約束が果たせなければ、その報いを受けることになります。

自分の体も同じように、借りたものだと仮定すれば、傷つければそれ相応の報いを受けることになるのは納得のいく話です。

以上の事から自分の体は大切にしなければけないという事になります。その理由は苦しみを味わうことになるからです。もちろん苦しみを味わうことが大好きな人は世の中に一定数いて、その人たちにとっては関係のないことです。

自分が苦しめば人に同じようになってほしいと思うのが人間の性質です。また、自分が幸せや楽しいという感覚を味わえば、それを人にも味わってほしいと思うのも人間の性質です。どちらが、自分の周りにいてほしい存在かと言えば、後者ではないでしょうか?

自分を苦しめなければ、その周りにいる人も苦しみを味わうこともなく、不幸な人が確実に減ります。

まとめ

自分の体を大切にする理由は、自分が苦しい思いをすることを避けるためです。意外と人生は長いものです。特に苦しみを味わうと時間は長く感じられます。

自分の体は自分のものではく、借りたものであると仮定すると全てつじつまが合います。

苦しい思いをすれば、人にそれを強要するため、周りにも影響がでてきます。もし周りの人に幸せな気持ちでいてほしいというのであれば、まずは自分の体を大切にする必要があります。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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