考え方

バランスが大切。行き過ぎたものは修正される

2020年2月1日


なんでもバランスが大切であると改めて思うことがありましたので、今回はバランスの大切さについて見ていきたいと思います。

バランス

人間のからだはバランスが大切です。体を作る食事もバランスが大切ですし精神のバランスも大切です。バランスが取れているということは無理のない状態です。

バランスが崩れれば無理をすることになりますし、無理をすればバランスを崩すことになります。

体のバランスが崩れると免疫力が下がりその結果病気にもなり易くなります。病気はバランスを修正するために出た指標にすぎません。

精神的にきつい時はバランスを崩している証拠です。早い段階でバランスを修正すれば問題はありませんが、そのままバランスを過度に崩すと、診断されるほどの精神病を患ったり症状が体に出てきてきたりします。それを治そうとする行為がバランスを整える行為そのものとなります。

バランスは修正される

人間の体はバランスが大切で、無意識のうちに常にバランスを保とうとします。それと同じように世の中の流れもバランスが大切で、バランスを保とうとする力が働きます。バランスが悪くなり、おかしな方向に行くと必ず元に戻るような力が働きます。歴史もそれを証明しています。悪は一時大きくなることもありますが、必ずある一定の割合や強さに修正されます。それは善にも同じことが言えます

聖人といかさま師のたとえ

聖人VSいかさま師 という題でこういう内容がかかれてあります。簡単に書きます。

参考
サイコパス秘められた能力
著ケヴィ・ダットン

ある人たちが、賃金が毎週金曜日に現金で支払われる工場で働いています。
このなかで一週間フルにまじめに働くグループを「聖人」とします。
もう一つはまじめに働かず、賃金の支払いのある金曜日に工場の前で聖人が出てくるのをまって、聖人から給料袋を奪う。こちらを「いかさま師」とします。

最初はいかさま師が聖人からお金を巻き上げて得をします。この行為は犯罪ですが、善い悪いは別として一見犯罪を犯せば楽に儲かるようなきがします。

しかし長期的に見れば、そうではありません。全額聖人から奪い取れば聖人は食べ物を買うお金も無くなり、やがて働けなくなります。いかさま師にとってもこれは望むところではありません。

あるいは楽して生きているいかさま師を見て、いかさま師になる人が増えます。結果聖人が少なくなります。聖人が少なくなればいかさま師も生きていけなくなります。

この聖人といかさま師の話は実際にはありえないですが、ここで起こる事柄は良く社会を反映していると感じました。一方が力を持ちすぎる(他方の力が極度に弱まる)とそのバランスをとるために他方の力がでてきて一方の力を弱める働きが起こる。東洋医学でいう「陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる」のような感じではないでしょうか。

聖人を生かさず殺さず働かせ、そして聖人の給料を無駄なく奪い取りたいというのがいかさま師の目指すところでしす。そのバランスさえ保てればこの関係は続きます。しかしいかさま師が増えた場合どうでしょうか。いかさま師は道徳から言えば悪人です。バランスが崩れたときにはそれを戻す働きが自然と起こります。そして悪が二度とはびこらないようなシステムが作られます。そうこうしているうちに悪はまた他で悪事を働くわけですが。

それと同じようなことは医療でも起こっています。経済を回すために病気を作り患者を作り出します。。医者が罪に問われることはありません。なぜならすべてが合法だからです。大切な家族には与えないような薬を与え、治る病気も治さないように取り計らい、無駄な検査をし大量に放射線を浴びさせ更に病気を作り、できるだけむしり取って用済みとなります。これらは全て日本でいう医療行為であり合法です。

病気を作るというのは悪です。病気を治すのは善。上の例で行けば病気を作るのがいかさま師で病気を治すのが聖人ということになります。

度を過ぎずバランスを保っているときはそのシステムは通常に働きます。しかし悪がはびこれば必ずそのバランスを戻そうとする力が働きます。そしてその部分での悪はきえます。しかし悪はまたどこかで発生し悪事を働くという流れです。

悪がなくなることもなければ善も無くなることもありません。すべてはバランスで成り立っています。

有名人に学ぶ

有名人は自分をブランディング化して、自分を商品としています。ですので、そのイメージは大切なものとなります。企業とスポンサー契約をしている場合は、企業のイメージをも背負うことになり、変な行動はできません。

例えば街を歩いていて信号無視をしたことはないでしょうか?信号を守るのは道路交通法という法律で決まっています。車やバイク自転車だけが守らないといけないということではなく歩行者も対象となっています。ところが周りを見ても車も人もいない。そんなとき赤でも渡ってしまおうかな、なんて思ってしまします。また他の人が信号無視をしていたら、「自分も急いでるし、あの人がしているからいいよね。」という思いから信号無視をする人もいるかもわかりません。

これが一般の人であれば、法律違反ではありますが、捕まらなければ問題は起こらないでしょう。しかし、上に挙げたような有名人が信号無視をしてそれを誰かが見ていたらどうでしょうか。その人のイメージはいいものでしょうか?

人々はバランスを考えます。有名人のイメージはなんか楽してお金儲けをしているイメージがどこかにあると思います。その他にも憧れや尊敬の念を持つこともあると思います。そんな人が信号無視をしていたらどうでしょうか。他人の事なのになぜか裏切られた気持ちになり許せなくなってしまう。それが人の気持ちです。実際にその人には害を与えたわけではないのに、許せないという気持ちになったりします。今はSNSの時代で、携帯で写真や動画をとってすぐにアップロードでき全世界に情報を共有できるような世の中です。

それを見た人はその有名人のイメージは良いとは思わないでしょう。

信号無視でさえイメージが崩れればスポンサーは、契約を解除したくなります。そのイメージが会社のイメージにつながるからです。

「信号無視なんて他の人もやっているだろう」と言ったところで、全く意味がありません。他の人が許されても、その人は許されません。社会的影響が強いからです。

凶悪な犯罪の裁判でも、社会的影響も考慮して罪の重さが決まったりします。実は日本は法治国家と呼ばれていながら、空気で物事が決まる国なのです。それは日本だけではありませんし、悪い事とも思いません。その空気を読むというのはどういうことかというとバランスをとるということなのです。

普通の人が許されることも有名人や社会的地位や影響力のある人がやると許されないことが多々あります。これを理解していないと上に立つ人や有名になる人は痛い目に合うということになります。

全てはバランスが大切だということです。常にバランスを意識すると新しい発見が出来るのかもしれません。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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