健康

ピンピンコロリとは?実現させるために最初にすること

2020年2月15日


ピンピンコロリという言葉を聞いたことがあるでしょうか?ピンピン生きてコロリと死ぬ。ほとんどの人が実現できないこのピンピンコロリにあこがれる高齢者も多いです。今回はピンピンコロリについて考えてみました。

結論を言うとピンピンコロリを実現させるためにはまず現状を知ることが大切です。

死ぬということについて

死ぬことを考えるという事はネガティブなことではありません。なんでもそうですが始まりがあれば終わりがあります。マラソンでもゴールを設定しているからスタート出来るのです。ゴールがなければどのペース配分で走っていいのかもわかりませんし、そもそも面白くはないでしょう。

生きることを考えることは死ぬことを考えるという事です。全ての表裏は一体となっています。陰を理解するには陽を理解することす。陽を理解することは陰を理解することです。

死を考えることは今をよく生きるために必要なことで、ポジティブなことです。死を意識することで初めて生きることを意識すると言っても過言ではありません。

死を意識しない人に限って死ぬ間際に後悔の念を残すものです。「まだ今はそんなことを考える時ではない。」とか、「まだそんな年ではない」とか。人は年齢で死んだりしませんし、神でも仏でもないのに明日生きているとは言い切ることはできません。

ピンピンコロリとは

ピンピンコロリとはいったいどういうものなのか。

ピンピン生きてコロリと死ぬ。を略してピンピンコロリPPK(ピーピーケー)とも言ったりします。PPKだけ聞くと外国語を略したもののように思いますが、日本語の頭文字をとったものです。

ちなみにこのピンピンコロリは、高校の先生であった北沢 豊治さんが最初に言いだしたそうです。

ピンピンコロリは具体的にどういうことかというと、健康寿命を延ばすということです。

ピンピンコロリの発祥の地は
長野県下伊那郡高森町です。

北沢 豊治さんは県からの派遣社会教育主事として高森町に勤務され、地域の体力・健康づくりに取り組み、「PPK運動」ピンピンコロリを考案して普及に努められました。現在もなおその活動は続いているそうです。

ピンピンコロリ地蔵というのがあり、健康長寿と家族円満、子孫繁栄、商売繁盛のご利益が得られることを祈って建てられました。

ピンピンコロリ地蔵のサイトはこちら

日本人の健康寿命と平均寿命

ピンピンコロリが理想ですが、現実はほとんどの方が実現できていません。現在の健康寿命と平均寿命の差はどうなっているのかというとデータが少し古いですが、平成22年時点で男性 9.13年、女性12.68年です。

またどうしたら健康寿命を延ばせるというのは宮っち食堂のテーマでもあります。

2016年健康寿命は男性:72.14 年、女性:74.79 年となっています。
2040 年の具体的な目標(男性:75.14 年以上 女性:77.79 年以上)
健康寿命延伸プラン
国は2040年までに健康寿命を男女ともに3年以上伸ばし75歳以上を目指ざしているようです。

平成22年は健康寿命男性:70.42 女性:73.62  平均寿命 男性:79.55 女性:86.30 
こちら(厚生労働省)には健康な期間だけではなく、不健康な期間も延びることが予想されます。

ピンピンコロリを実現させる

ピンピンコロリを実現させるためにはピンピンコロリした人に学べば良いです。実際に聞くことは出来ませんが、遺った方々が、その人がどうしていたか食習慣やその人の普段の言動を思い出します。

例えばその人はたばこを吸っていたでしょうか?恐らくそれはないと思われます。なぜならかなりの高い確率で呼吸器疾患で苦しむ運命にあるからです。呼吸器の疾患がなくても多量の化学物質と発がん物質によりどこかを病み、それが原因での苦しみを味わうことになります。

その人は毎食お腹いっぱい食べていたでしょうか?お酒はどれくらい飲んでいたでしょうか?話す言葉はどうだったでしょうか?

食べ物や飲み物に関してはおそらく程々で、毎食お腹いっぱい食べることはしないはずです。言葉はその人を創るため、汚い言葉を使えばまず先に自分に返ってくるものです。汚い言葉などで毒を吐けば知らないうちに自分を苦しめることになります。具体的には、病気という目に見える形で表れます。

人の体は年を取れば衰えます。しかし無駄な病気にならないようにすることは、自分自身でコントロールすることが可能です。それがそのまま健康寿命に直結するという具合になります。

日本の医療

ピンピンコロリができる人は圧倒的に数が少ないです。という事は常識にとらわれているようでは、実現することは出来ません

常識とは簡単に言えば病気になれば病院に行くというのが世間では常識です。しかし病気になるのも治すのも患者自身で医者や病院ではありません。今の医療や教育がおかしいから健康寿命と平均寿命の間に開きがあるのです。

日本の医療は経済を回すために存在していることを忘れてはいけません。もちろん経済が回ることは悪い事ではありません。しかし病院に行けば本来病気でない人が病気にさせられたり、治療行為の名のもとに新しい病気を作るということも普通に行われている病院があることも事実です。全てが合法であり罪に問われることはありません。

もちろん経済循環に自らの命をもって貢献することは個人の自由でとめることはできません。そしてピンピンコロリが出来なくても大したことはないのかもしれません。しかしピンピンコロリを実現したい人にとっては、このことは重大であり知ることから始めてみることをおすすめいたします。

まとめ

ピンピンコロリを実現させるためには今の状況を把握する必要があります。

人はなりたい人をまねすればその人に近づくことができます。ピンピンコロリを実現した人はどういう生活をしていたのか、またどういった性格だったのかを知ることで、健康寿命を延ばすことに繋がります。

考え方というのは非常に大切なものになってきます。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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