勘違いというのは誰にでもあるかと思います。自分にとって都合の悪いように受け取る勘違いから、自分の都合のいいようにとらえる勘違いまで様々な勘違いがあります。
自分にとって良いようにとらえる勘違いを「幸せ勘違い」とでも名付けます。このページではその「幸せ勘違い」についてのお話です。
目次
漫画に学ぶ幸せ勘違い
東大一直線という漫画があります。東大を目指す主人公東大通の物語で、下品極まりない漫画です(褒めているw)。読んだことのない方は、面白いので是非読んでもらいたい漫画です。
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東大を目指す東大通はテストの点数が800人中最下位にもかかわらず、自分は一番だと勘違いし続ける。周りは最初は東大通は勉強ができないということに気づけずにいたが、すぐにばれてしまう。しかしそれでも東大通は学校内で一番東大合格に近いのは自分だと勘違いし続ける。周りの生徒や先生も東大通に本当のことを気付かせようとしても東大通の勘違いは収まらず、それどころかなぜか周りが屈服させられる。
というような内容です。読んだのが昔の話なので、あらすじが少し間違っているかもわかりません。それでも印象に残っているのは、常に東大通が主導権を握り本来間違っているはずの東大通が正しいはずの周りを妙に納得させるところです。
現実にここまで勘違いし続けられる人はいないと思いますが、自分のいいように勘違いすることを学べる教材だと思います。
私もいろいろな人と会う中で、人を引き付ける魅力のある人というのはどこか東大通ににた幸せ勘違いの人が多いように思います。
この漫画で学んだことは、誰が否定しようが自分がそう思えばそうなるということです。例え事実とは違っていたとしてもです。
経営者に学ぶ幸せ勘違い
魅力のある人に共通するのが、幸せ勘違いを日常しているというところです。魅力ある人というのは経営者に多いと思います。特に創業者で、会社を大きくしている人です。
魅力のある人に人が集まりお金が集まり、結果会社が存続し大きくなっていったのです。魅力がなければ会社はつぶれてしまいます。会社がつぶれるというのは、人に嫌われ続けた結果起こります。
皆さんの周りを見渡して、あるいは過去を思い返してみて、幸せ勘違いをしている人がいたと思います。その人は人に好かれて、事業をしている場合おそらく成功していたのではないでしょうか。
私が以前勤めていた会社での話ですが、そこは社長が創業者で現場では相当厳しかったといいます。(私は事務員でしたので現場にいくことはなかった)しかし普段は優しく何か人を引き付ける力がありました。今思えばこの社長も「幸せ勘違い」の達人だったような気がします。
起こる出来事に対して否定的にはとらえず、特に人の悪口を言うこともありません。そしていつしか起こる出来事もプラスの事が多くなるという感じです。
幸せ勘違いに学ぶ
起こっている出来事は同じで、過去にさかのぼってやり直しをしない限り変更することは出来ません。つまり起こってしまったものは変更できません。
しかしそれを考え方ひとつでいいようにとらえて、それだけではなくなぜか本当にいいことを引き寄せてしまうということです。例え良い事を引き寄せなくても、本人が勘違いしているので不幸にはなりません。
成功しているからとか魅力的な人だから幸せ勘違いをするということもあるかもしれません。しかし本質はその逆で、幸せ勘違いをするから成功したり魅力的に映るのではないかと最近思うようになりました。
人はその人に似合ったことしか起こりません。例えば商品の説明をスーツを着て説明されるのと、ボロボロの服によれよれのジーパンをはいた人に説明されるのとでは説得力が違います。毎日豪快に肉を食べている人が、引きこもりや鬱になるわけがありません。形から入るということです。
それと同じように、常に前向きに起こる出来事を否定的に捉えない人に不幸なことは起こりません。起こらないというより厳密にいえば、起こったとしても勘違いしているので気づきません。これはものすごく強いです。
不幸を気付かないということはものすごく生産的で、人間の脳は悲劇に見舞われると思考を停止するようになっています。考える能力が格段と落ちます。これは人間の防御反応のひとつでそうしなければ自分がやられてしまうからです。しかし不幸を感じなければ常に生産的なものの考え方ができて、例えピンチでもすぐに脱出出来たり逆にチャンスに替えたりすることができます。
同じ勘違いをするなら常にプラスの勘違い、幸せ勘違いをしていきたいところです。
最後に
こうして勘違いについて考えてみると、非常に面白いと思います。
幸せ勘違いが自分の人生にとってプラスになるならば、幸せ勘違いをしない手はありません。今日から勘違いをしまくろう!