よく食べる人は老化が早く早死にするといわれています。一方で見た目も若く長生きする人は少食の人が多いです。これには長寿遺伝子や成長ホルモン、酵素などが関係しています。今回は少食にすることで得られるメリットを3つご紹介します。
少食に関することは成長期の子供や高齢者は例外としています。
目次
少食になると健康になる
年をとれば消費エネルギーが落ちてきます。それとともに食べる量を変化させていかなければ、体のバランスをくずしてしまいます。通常体に合わせて食欲は以前よりも無くなり、食べる量を自然と減らすことができます。しかし、普段から自分の体に耳を傾けていないと、自分の体が発信するシグナルに気づくことができず、食べる量を減らすことができません。なぜなら食べるという行為は習慣だからです。
普通にしていれば減少していく食欲も、常に満たすことを考えていると、その欲は膨れ上がり衰えることはありません。それでいて健康でいたいということは自然な事ではないため、実現し難いことになります。
病気をしたりけがをしたときは、食欲が衰えます。それは食べないことで早く治癒することを体がわかっているからです。食べ物を消化するには莫大なエネルギーが必要となります。食を抑える、又は断つことで、治癒にエネルギーを集中させることができます。
体を治癒に向かわせるのは、病院でも医者でもありません。自分自身です。
少食により適正な体重を維持することで、腰や膝に負担がかかりくくすることができます。膝や腰を痛めてしまうとなかなか治せない理由は、常に負担がかかる場所だからです。負担を軽くすることで障害になることもなく快適に生活することができます。
健康であるということは、単に病気でないというだけではありません。精神的にも外見的にも若々しく元気な状態を言います。食べすぎて太ると見たが悪くなるだけではなく、体の中も悪くなり、結果病気として体の外に現れます。
病のほとんどは食べ過ぎによるものです。食を節することによって病気の原因を寄せ付けません。
少食になるとお金が貯まる
少食になれば当然食べ物を買う量が減りますので、出費を抑えることができます。
単身世帯 | 勤労世帯 | 勤労世帯以外 |
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食料費(円) | 44,606 | 36,391 |
1世帯当たり1か月間の収入と支出
単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯
政府統計の総合窓口より作成
支出に関しては年収や男女差の違いもあります。こちらには年齢別や男女別、都市別や地方別など様々な統計があるので気になる方はチェックしてみると良いと思います。
1人暮らしの場合大体一か月で4万円が食費にあてられます。1日当たり1300円ほどになります。もともと食べなければ発生しない費用です。1人であれば2万もあれば不自由のない食生活が送れます。
残りの2万を貯金するとすると、年間で24万になります。人数が増えれば当然その額も大きくなり、結構な金額になります。24万もあれば誰かを誘って旅行に行くこともできますし、普段お世話になってる人にプレゼントを贈ることもできます。
「食べないと生きていけない」・「元気が出ない」という意見が聞こえてきそうです。これは習慣による思い込みのせいで、現実ではありません。周りを見渡して、痩せすぎて今にも倒れそうな人はめったにいません。また、人間には体に貯め込んだエネルギーを使用する仕組みが備わっているので、「元気がでない」という点に関しても今まで受けてきた教育と習慣がそのように思わせているのです。
栄養不足になるのではないかと心配される人もいるでしょう。なぜならその部分だけを見て、医者が脅すからです。とは言うものの、事実太っていても栄養失調は起こるものです。野菜に関しては昔に比べて栄養が少なくなっているデータもあり、そういった食べ物から栄養を取りにくくなっていることも関係しています。
食べ物だけではなく、生活習慣・食習慣など人そのものを診なければいけません。問題は食事だけではない場合が多いでからす。栄養を取り入れたとしても、体の中に吸収されなければ意味がありません。効率よく吸収できる状態であれば、栄養が少なくても問題ないわけです。
大切なことは、野菜、穀物を中心としたものを食べて、毎日適度に太陽を浴び、気持ちが前向きでいることです。
太陽というのは物凄いエネルギー発していて、私たちはそれを頂くことができます。もちろん紫外線・活性酸素等の問題もあるため、真夏に数時間も外にいることは避けるべきです。しかし適度に太陽に体を曝すことで体の中の気が整い栄養が吸収され、少食によって一般的に懸念されるであろう、栄養不足、元気が出ないなどのことは起こりません。
アフリカの人たちは大腿骨頸部骨折が少ないと言われています。歳をとると、骨折しやすい箇所が大腿骨頸部(足の根本、股の所)なのです。アフリカの人は特にカルシウムと言われるものを摂っていません。しかし、体内には十分なカルシウムがあります。ここから導き出される答えは、栄養は自分の体で作ることが出来るということです。体内で合成されるのはビタミンDだけではなく、カルシウムをはじめ様々な必須栄養素が少量合成されているはずです。もちろんエビデンスはありません。あったら葬られるため、研究もされません。これを語りだすと陰謀論になってしまうので、ここでは止めておきます。
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どういうわけか太陽と月は人間にとって拠り所となっています。これもひとえに人間の体も自然の一部ということの証だと私は理解しています。
栄養を吸収しやすい体になれば、無駄にサプリメントなど怪しい商品に手を出すこともなく、その分のお金が節約できることになります。
少食になると時間ができる
お昼ごろになると街中にはサラリーマンやOLが昼食に行くために歩いている姿がよく見られます。もし昼食を食べなければどうでしょうか?その時間は仕事に充てられ、早く仕事を切り上げることができます。食べるという行為は習慣で、「昼になったから食べる。」「夜になったから食べる」という感じでなされています。また食べないと元気が出ないというは完全な思い込みです。今までそういう習慣で暮らしてきたから、そうなっているだけです。
むしろ食べることでその後の仕事に差し支えることになります。夕方までの勤務であれば昼食を食べずそのまま仕事をした方が明らかに効率が良いです。食べることによって血液が消化に使われます。その結果頭に血液がいかないためにぼーっとしてきて、眠気に襲われます。このような状態で仕事がはかどることはありません。
眠気が出てくるのは副交感神経の働きで起こります。食べ物が胃の中に入ると消化しなければいけません。内臓は副交感神経支配なので消化する=副交感神経優位=リラックス(眠たくなる)という感じになります。
食べるのではあれば、ちょこっと食べるくらいがいいでしょう。ありったけの血液を消化に回すくらい食べるのは仕事に差し支えます。
病気になれば時間もお金もなくなります。病院に行けば待ち時間もあります。病気で寝込んでいれば何もすることができません。時間は命そのものです。「健康になる」「金が貯まる」「時間ができる」これらはすべて繋がっています。少食にするだけで全てが手に入ることになります。
まとめ
少食にすることで得られるメリットは以下の通りです
- 健康を維持し外見も若返る
- お金が貯まる
- 時間にゆとりができる
3つ全ては連動して、同時に手に入ります。健康になれば無駄なお金も時間も使わなくて済みます。お金に余裕があれば多少の時間を買うことができます。時間に余裕があれば心のゆとりが生まれ、精神衛生上良い状態となります。精神が安定し良好であれば健康に繋がります。
食べるという行為は習慣です。少し頑張る必要があるのは最初だけです。習慣を変えるその部分だけエネルギーが必要になりますが、それがクリアできれば後は楽です。