どれだけ準備や対策を施していたとしても、困難に直面することがあります。自分の怠慢が原因で起こるものであれば、自分の責任であることは明白ですが、そうでないこともあるものです。困難や辛いことが起こるのはなぜだろうと考えていました。するとある共通点があることに気づきました。
結論を言うと困難に直面する人の共通点は実力があることです。
実力がなければそもそも土俵にすら上がってないので、困難にはならず、逆風などの風は感じません。ですので、困難に直面する人はある意味素晴らしい実力の持ち主であるということがいえます。
少し詳しく見ていきます。
目次
様々な困難がある
生きていれば様々な困難に直面します。心が折れそうなこともあるでしょう。他人からの言われのない批判や、今まで順調にいっていたものがいかなくなるなど様々な困難があります。
いくつか例を挙げてみます。
プロスポーツ選手の場合
例えばプロ野球選手は成績を残さなければ戦力外通告を受け、来年の契約が取れずに自由契約選手となります。毎年新しい選手が入団する中で、同じ数の選手が首になっている実力の世界です。
そこでは常に結果を残し続けないといけません。ノルマの様なものがあるのかどうか知りませんが、野手が2割8分くらいの打率を残さないといけなかったとします。それはそもそもプロになっているから科せられるものであって、プロでない私たち一般市民には関係のないことです。私たちは2割だか3割だかなんのこっちゃ分からないわけです。土俵にすら立ってないので、課題すらありません。
逆風や乗り越えなければいけない課題がある人というのは、もともと実力がある人です。有難いことですごい事なのです。プロになれるのは一握りの人達です。その一握りの夢をかなえた実力者にしか困難は与えられません。
会社経営者の場合
会社が傾いて、リストラしなければいけないような状況になったとします。
まず最初にリストラをして存続できるだけの規模の会社にすることは並大抵のことではありません。規模は数百人でしょうか。通常零細企業では考えられないことです。会社がヤバイとなったらそのまま潰れるだけです。
ところが大きな組織は余力があるため、リストラをして人員を減らせばとりあえずはやっていけるのです。むしろ、今まで余計に雇って社会貢献をしてきたと言えます。常にトップに立つ人間は下からの批判にさらされます。
それは実力のある人のみに与えられたものであり、一般の人が批判にさらされることはありません。そこまでの土俵にすら上がっていないからです。
芸能人や有名人の場合
有名な人がちょっとした不祥事を起こすとニュースになります。有名人であれば関わっている企業のイメージにもなるため大問題です。しかし、そういったことがない場合でも、大きく取り上げられたりします。特に法律違反を犯したわけでもなく、誤解によって世間からのバッシングを受けることもあります。イメージが大切なので、それが原因で仕事を失うことに繋がります。
一般人では考えられない事です。
普通では大したことがない事でも、社会的影響力が強いためにこういったことが起こります。社会的影響力があれば、大衆を先導する力があります。
普段の仕事での困難
なにも困難に直面するのは有名人ばかりではありません。私たち一般市民でも困難に直面します。そして困難に直面している人はやはり実力のある人です。
例えばいつも通り任されていた仕事に不具合が発生し問題になったとします。その人は初めての経験でどうやって解決していこうか悩みます。まさに困難といわれる状況です。
その仕事を任せられたために発生した困難であって、任せられなければ関係のないことです。任せられるという事はそれなりの実力があると認められたからです。
役職が高ければ高いほど、通常では許されるようなものでも許されなくなります。それは影響力という力を持っているからです。
科せられる課題
目の前にある困難は、壁と感じる時点で十分乗り越えられる可能性があります。それに見合った実力がなければ困難という認識すら持つことはないからです。よく、乗り越えられない壁はないと言ったりしますが、まさにそんな感じです。本人が引き寄せているため、当然と言えば当然です。そして、それは逃げられないようになっています。
逃げれるものであれば逃げればいいと思いますが、たいていの場合、時間と場所と人を変え再び自分の前に立ちはだかることになります。
困難に対して向かう姿勢
困難に対する姿勢としては、何も期待しない。これに尽きます。
なぜなら、感覚が重要になるからです。全ての感覚を集中させなければいけません。もし、人や時代など周りの環境に期待していたら、直感が働かないからです。直感を研ぎ澄ますには一切何も期待しないことです。期待しないことで、打開策がひらめいたり、引き際を決めたりできるのです。
「んー。これはなんか違うな。」という感覚は大体あっているものです。時間を経て「あ、やっぱりな」ということは良くある話です。
常に周りを奇麗にする
要らない物を捨てて部屋や事務所は奇麗にします。
要らないものが置いてあることが習慣化すると、本当に大切なものが見えなくなってきます。常にガラクタに囲まれ判断力も鈍くなります。
真っ暗闇を想像してみます。全く何も見えない状況です。その状況でも部屋に入り、全ての物がどこにあるのか大体分かるくらいがちょうど良いです。部屋に入ってつまずいているようではいけません。つまずくようなものは、自分把握していないものです。自分で把握できていないものは、必要のないものですので全て捨てます。
徹底的に要らないものを捨て去ることが必要です。
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片付ける意味。必要のない物や人は全て捨てる
片付けに関する本は世に数多く出回っています。どうしてこれだけ多いのかというと、ダイエット本と同じで、なかなか答えが見つからない、あるいは片付けたいとは思ってるが現実にはできないからではないでしょうか。 ...
要らない物がなくなれば、今まで見落としていたり軽視していたものが大切であったことに気づきます。
まとめ
困難に直面する人は実力のある人です。実力がなければ土俵に立つことすらできず、何も感じることはありません。
困難に対応する姿勢は何も期待しない事です。期待しないことで、直感が冴えてきます。
周りの要らないものを捨てると、今まで見えなかった大切なものに気づくことが出来ます。