商標を出願するにあたっての私なりのやり方をここに書いていきます。参考になるかわかりませんが、特許庁プラットホームの見方などがわかれば勉強もしやすいと思います。頻繁に申請することもないので、次回申請時の備忘録的な感じです。
というわけで、カテゴリーも「事務関連」ではなく「考え方」にしています。それでは、商品役務名の確認の仕方や考え方を書いていきます。
目次
申請する商標を確認する
まずは申請する商標や似たような商標があるか検索で探してみます。
まずは特許庁プラットホームで検索します。
同じ商標であっても区分が違えば問題ありません。
区分というより類似コードが同じでなければ登録が可能のようです。ですので区分が同じでも類似コードが違えば登録できることになります。同じ商標の場合そのあたりをみて判断していくことになります。
申請する商標がかぶっていれば、区分を確認し、類似コードも確認します。
幸い私の申請しようとしているものは見当たらなかったので、次に進みます。
商品役務名を決める
同じようなことをしている会社があればその会社を特許庁プラットホームトップページから検索し、それを参考にするのも良いです。有名な会社を参考にできれば商品役務の区分も迷うことがありません。
しかし自分の知っている同じようなことをしている会社が商標を登録していなければどういう商品役務名を記入すればいいのかまたその区分もわかりずらいことがあります。その時は以下のように検索して調べてみます。
商品役務名検索
トップページから商品・役務名検索を選択します。
商品役務名を検索し、自分のやっていることややりたいと思っているものが、どういった感じで審査を通っているのかをみます。試しに商品役務名のところに「健康」区分に「41」と入力して検索してみます。
するとこんな感じの画面が出てきます。
データ種別のところにシン「審」のマークが出てきます。このマークは審査において認められたものという意味です。
特許庁に確認したのですが、ここに出るものは1度や2度認められたのではなく複数回審査で認められたものが出てくるようになっています。そして、データ種別の隣の「出願番号」には、代表的な例として挙げられています。
商願から右の数字をコピーして
トップページの商標→商標番号照会のページに行き
出願番号を入力して照会ボタンを押します
一番右の経過情報や公開情報をみてみます。
登録情報がでてきます。
出願情報には代理人の名前もあり、こういうのを見てどこの事務所が出したのかというのも参考にすることができます。
商品役務名検索のところから類似商品・役務検査基準や商品サービス国際分類も非常に勉強になりますので目を通します。リンク先は特許庁のページになっています。
一番上に来ているのが最新のものになりますので、そちをクリックすると一塁から45類まであり、自分の出願する区分だけでも見ておくと良いと思います。
資料などを見る事が苦手な人も多いと思いますが、これはめちゃくちゃ役立ちます。参考にする会社がなかったり、規模が小さくて不安な時は、この資料を見て確認します。
誰も登録したことのないものなど載ってないこともありますが、例えここに載っていなくてもあきらめる必要はないとのことです。
特許庁に問い合わせたところ、最終的には検査官が決めるとのことで、怪しいと思ってもあきらめる必要はありません。拒絶理由が来るのは当たり前と考えてチャレンジしてみるのもありかと思います。
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まとめ
今自分が登録したいと思っている商標の商品および役務は、すでに誰かがやっていることがほとんどで、初めてという事はなかなか無いことです。
ですので、過去の認められたものを参考にします。