考え方

オオカミ少年は嘘つきではない?違う解釈を考える

2020年1月2日


オオカミ少年は嘘を戒める物語としてとして子供たちに教えられます。イソップ物語のオオカミ少年は洋書の文章から読み取ると間違いなく嘘つきです。私は何とかオオカミ少年を救いたくて物語をすこしいじりました。

そうするうちにこの物語は嘘を戒めるのではなく人を馬鹿にすることを戒める物語であることに気づきました。

そしていじった物語ではオオカミ少年は悪くなくむしろ英雄であるという見方もできます。もし嘘つきではない場合、オオカミ少年は濡れ衣を着せられていることになります。オオカミ少年は本当に非難されるべき対象なのか。ということを再度考えてもらえる機会を作りたいと思いました。

物語の流れと解釈

羊飼いの少年は村の近くで群れを世話していて、狼が羊を襲っているふりをして村人をだますと面白いだろうと思いつきました

そしてこの少年は「オオカミがきたぞ!」と叫びました。それを聞いた近くの羊飼いが村中に伝えて大騒ぎになり、羊を避難させたり、自分たちも避難したりしました。ところが一向にオオカミはこず、少年は村人たちの行動を面白がりました。「なんだ嘘か」ということで村人たちは少年に腹を立てました。

数日後再び少年が「オオカミが来たぞ!」と叫びました。それを聞いた村人たちは今度も嘘かもしれないと思いながらも、不安から羊を非難させ自分たちも避難しました。しかし今回も結局オオカミはきませんでした。

村人たちはいよいよ少年に腹が立ちました。

数日後少年は「オオカミが来ている。みんな気をつけろ!」と叫びました。
しかし、村人たちはそれを聞いてももう少年の言うことは聞きませんでした。
今回は本当にオオカミがきて少年の羊を食べました。少年が「羊が食べられている!本当にオオカミが来てるんだ!」と叫んでもだれも信用しませんでした。

参考
ナビツキ洋書
イソップ物語 p25.18
The Shepherd's Boy And The Wolf

羊飼いの少年とオオカミということで載っていました。

参考
イソップ物語その恐ろしい真実
著 五島勉

この話の教えは、ここで登場した少年のように嘘をつくと誰も信用しなくなる。嘘をつくことは良くないという教えです。

一部分を削除して解釈する

確かにこれを読めば少年が悪いです。しかし上の物語の太字のところを消してみるとどうでしょうか。

村人をだまして面白がるところを省けば、本当に嘘なのかという疑問が残ります。

なぜなら最後本当にオオカミが来て羊が食べられてしまうからです。ですのでこの物語は嘘をつくことがいけないと教えるのではなく、人を馬鹿にする行為を戒める教えにしなければいけません。

【太字のところを削除したとして解釈を進めていきます。】

この村はおそらくオオカミが出てもおかしくない土地柄だったのでしょう。例えば都会の街中で「オオカミが出たぞ!」なんて叫んでもすぐに嘘ということがわかります。

しかし少年の村では「オオカミが来たぞ」と叫んだらみんなそれを信用して逃げたわけです。それを信用するということはオオカミが出てもおかしくない土地柄だったということがわかります。

更に最後実際にオオカミが来たと言ことからも、村の近くまでオオカミが来ていた可能性があり、あながち少年が嘘をついてることにはならないということになります。少年の視界にはオオカミが見えたのでしょう。それで「オオカミが来たぞ!」と叫んで村人に注意を促したのだと思います。

1度2度とオオカミは村に入ることなく引き返していきました。この部分をみて嘘つきということになっているのでしょう。しかしこれは本当に嘘なのでしょうか?

例えば首都直下型大型地震は間もなく来るといわれています。しかしそれは何年も前からずーーっといわれっ続けていました。明日起こるかもしれないし、10年後かもしれないと言われ続けています。いつ起こってもおかしくないというものです。私たちはそれに対してできる対策を施します。

現在その地震は来てません。であればこれは嘘になるのでしょうか?少年がオオカミが来たぞといったのと同じで注意を促してくれているのです。それに対する対策をしていればいいのです。

何の影響もないどうでもいい事であればいいのですが、今回のような自分たちの生活に関わるあるいは命に係わる出来事であれば物事は表面上で判断してはいけません。信用しないのであれば、きちんと調べたうえでそうするべきだったのです。もし本当であれば一大事な出来事です。簡単にすますのではなく、なぜそういったのか、その状況を聞くことをするべきだったのです。

この物語のようにたやすく嘘つきで終わらすというのは村人が愚かです。

少年は村人の危機を知らせてやったのにもかかわらず、ないがしろにされたために少年の羊が食べられてしまいました。当然今度はオオカミは村の内部を狙うことになります。そして次の被害は少年を嘘つき扱いした村人に及ぶことでしょう。

本当の学び

まずこの物語は嘘を戒める物語ではなく、人を馬鹿にすることを戒める物語です。

バカにする文章を省くと、全く読み方が変わってしまうのがその証拠で、キーポイントとなっています。

すこし言い方をかえたり言葉を省くだけでその人の印象がかわります。それは普段私たちの周りでも起こっていることです。本当は悪いのに見過ごされたり、良い事なのに悪いことになっていたりします。ものの本質を見極める力が必要です。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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