考え方

体がつらいと精神的にもつらくなる。そんな時どうすればいいのか

2020年4月19日

どこか体に悪いところがあると気が滅入りがちになります。私も小さいときから体が弱く、病気ばかりをしていました。その経験から、辛いときにどうしたらいいのかというのを考えてみました。

体が悪いということは決して良くない事ではありません。健康の有難味が分かるためには病気にもなった方がいいのです。病気から回復して、その有難さを思い出し、自分の体を大切にすることが出来ます。

体がつらいとき同時に精神的にもつらくなります。体を治すことは大切ですが、すぐに治るものではありません。そんな時どうするのか。

結論はエネルギーがある場合、違うところに向ける
エネルギーがない場合、何もしない。です。

少し詳しく見ていきます。

健康は当たり前ではない

冒頭にも書いたように健康を害することは一概に悪い事ではありません。もちろん、健康であることに越したことはありません。しかし、健康な人は健康の有難さを感じることは難しいです。なぜなら、人間は今あるものは当然だと思う生き物だからです。失って初めて有難さに気づくものです。

ですので健康を損なうことは、有難さを分かる面においては優れています。

健康が有難いと思えば、普段から自分の体を気遣うことになります。それは自分自身の体だけにとどまらず、周りの人の体も気を遣うようになります。自分が病気の辛さを知っているから、他人にも優しく接することが出来ます。この点においても素晴らしいものがあります。

しかし、いざ健康を損ねるとなるとつらいです。痛いところがあれば常にそこに気を取られ、やらないといけない事ができなくなったり、考えることもできなくなります。

精神的にきつくなる

体を悪くすると精神的にきつくなります。からだは身体と言ったりします。この場合、身は心という意味です。すなわち心と体は一体で「からだ」を形成しているのです。体に悪いところがあると同時に心も悪くなります。

人によっては「なんでこんなに辛い思いをしなければいけないんだ。」 という思いになったり「いつになったら治るんだろう」と常に不安な思いをすることになります。

単純に健康を害するという意味はけがなども含みます。常に痛いところがあれば、精神的にもおかしくなってきます。通常骨折などの激痛はたまに訪れるもので大したことはありません。ところがずっと続く、24時間続く鈍痛ほど精神を崩壊するものは有りません。

私の場合は中学の時に膝をやってしまい、そこから、定期的に鈍痛が続く症状が出ます。それは今もなお続いています。当然、いろいろな病院にいき、様々な治療院を紹介してもらいました。私自身も医学を勉強し、鍼灸師、柔道整復師と資格をもっています。でも、いろいろ試して結局分からないのです。もちろん、それっぽいことは言えます。なぜなら医学の知識があるからです。かといって治るのですかといわれたら、現状治っていない。結局は分からないのです。

症状が出始めると、1か月以上も続き、当然睡眠も妨害されます。一度足を切断しようかと真剣に悩んだことさえあります。しかし実際に切断するとなると、痛みから解放されるかもわかりませんが、日常生活に支障がでると冷静に判断しています。

うずいて寝れない、座っているときでさえ鈍い痛みが出続けるというのは本当につらいです。そういう辛い状態が続くと、人にきつく当たってしまう時があります。ちょっとしたことでも怒ってしまう自分がいるのです。自分が自分でなくなる瞬間です。いや、もしかしたらこれが自分なのかもしれません。人は自分がつらいときに、真価が発揮されるものです。心と体は一体となっていることが良くわかります。

エネルギーがある場合

人にきつく当たったり、怒りが沸き起こる時というのはエネルギーがある時です。エネルギーがあれば他人に向けるのではなく、物事に向けますそれは仕事であったり、趣味であったりです

自分の思い通りにならずに怒り、それを周りに向けるそのエネルギーを使います。私の場合であれば、うずいて痛みで寝れない時は、わざと寝ません。眠たいけど寝れないというのは辛いですが、怒りのエネルギーを読書やこのブログを書くことに使っています。実際に作業しているときは怒りのような感情はなく、ただただエネルギーを使っているという感覚で気がまぎれます。

「毎日よく書くことあるね。」と言われますが、もしかしたら、痛みがそうさせているのかもしれません。そこだけに焦点を合わせれば、プラスに働いてることになります。

何かにエネルギーを使うことで、気を紛らわせることが大切です。

エネルギーがない場合

エネルギーがない場合、怒ることもありません。鬱のような症状なため、むしろ無理して何かをすることは良くありません。ただ、じっとしてしています。

私自身エネルギーがなくなるようなことは滅多にないのですが、エネルギーがなくなった場合何もしません。

何もしないというよりもできないので、無理に何かをする必要がないといった方がいいのかもしれません。無理をすれば、続けることは出来ませんし、後々反動で自分がやられてしまいます。ただでさえ辛い状態なのにこれ以上自分を追い込む必要はありません。

心と体は一体であるという話

心と体は一体で「身体」ということを書きました。

体が悪ければ、精神的にも悪くなる。すなわち心が悪くなるということです。

一方で、精神的に良い状況でなければ、今度は逆に体を悪くします。

ですので、体を悪くし、精神的にきつくなっている人は、悪い精神状態が更に体を悪くするという、悪循環になる可能性があります。これが一番怖いところです。

この説が間違いのないものであれば、精神的に良い状態でなければ、健康な体が悪くなるということもあり得るということです。私は体験上、このシステムは痛いほど分かるので、とにかく気持ちを良い方向に、最悪でも悪くならないようにすることに気を使っています。

今回はエネルギーのある場合とない場合ということで分けてみましたが、もちろんそんな簡単なものでないことは分かっています。人はそれぞれ違い、環境もまた違うからです。

全ての人に共通することは、とにかく無理をせず、自分を労わってあげてほしいと思います。怠けて生きている人は本当に少ないものです。皆何かしらハンディを背負っても頑張って日々暮らしています。無理をせずに今自分には何が出来るのかを考えてみます。

まとめ

体が良くなることが一番の解決策です。心と体はつながっているからです。ですが、体はすぐに良くなるようなものではないこともあります。

エネルギーがある場合、人に当たるのではなく、仕事や趣味などなにかに打ち込み、気を紛らわせます。

エネルギーがない場合無理に何もしません。

無理をすることは良くありません。長い目で見た場合必ずマイナスに作用するからです。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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