皆さんはダイエットをしたことがあるでしょうか。健康のためや、見た目がかっこよくなりたいからなど、様々な理由があるかと思います。
「~すれば痩せれる!」「短期間で何キロ痩せた!」などのキャッチコピーが飛び交い様々な商品が売られています。またモデルを起用して購入者の意欲をかき立たせます。
人々はそのモデルが商品を使って素晴らしいプロポーションになったのではないという事は分かっています。しかし、だまされて買ってしまうのです。今回は「ダイエット商品に騙されない」というテーマで考えてみました。
ダイエット商品に騙されないようにするには、痩せればいいのです。痩せてしまえばそもそもダイエットしたいとは思わないため、ダイエット商品の関心がなくなります。そして痩せるには食べなければいい。それだけです。
ふざけるな!それが出来ないから苦労してるんだろう!とお叱りの声がとんできそうです。しかし、この記事ではひたすら当たり前のことを書き続けたいと思います。何故その必要があるのかというと、本当に分かっているのであれば既にダイエットは成功しているはずだからです。ひたすら同じことを書きますので、なんか違うと感じたらここで離脱してくださいます様お願いします。
目次
今の状況を把握する
何でも解決するには、まず今どういう状況なのかを把握する必要があります。上からみれば今まで見えなかったものが見えたりするものです。
日本は戦後国を挙げて国民を肥満になるように仕向けてきました。そのおかげで食料品は売れ、病気になる人が増え病院が流行り、薬が売れ様々な経済効果を生み出してきました。具体的には学校教育で1日3食しっかり食べましょう。とか朝ごはん食べない子供はキレやすいなど。結果ありきの研究結果を信じ込み、うまい具合にコントロールされてきました。
戦後神仏などの信仰が否定され、日本は高度成長期を迎え当時世界1.2位を争う経済大国となりました。世の中は日本が成長した事実が神仏を否定することが正しかったと確信に変わります。
何もここで宗教の話をしたいのではありません。神仏を信じていたという事は、人々は目に見えないものを信じていたということです。それを否定するという事は目に見えるものしか信じないという事です。目に見えるものしか信じないという事は非常に便利のいい状況です。結果ありきの科学的根拠を作りさえすれば大衆を誘導できるわけです。これは非常に面白いからくりです。
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科学的根拠(エビデンス)は本当に必要なのか?感覚を大切にする習慣を身につける
最近は何でもかんでも科学的根拠と言われる世の中になってきました。証拠は?それのエビデンスは?で、根拠は? 科学的根拠を完全に否定するつもりはありません。むしろ科学的根拠というものは大切です。しかしあま ...
こちらの記事でもふれましたが、何においても科学的根拠というものは後付けでしかなく、感覚が先行するものです。
国の役割は果たされている
国の役割は経済を回すことです。これが一番大切なことで、国民の生活に直結するものです。国民の健康は二の次で、海外をみても否定できない事実です。そういう意味では国策として成功しているのわけですが、その分私たちの健康が犠牲になっています。
ここで顔を真っ赤にして怒ってはいけません。日本として国の役割は十二分に果たしています。これだけ豊かになり、昔の人にしてみれば想像もつかなかったことでしょう。本当にありがたいことです。あとは国民一人一人が、勝手に幸せになるしかありません。
人々が寝込まないよう働けるくらいに体を悪くすることが一番経済が回ります。しかし、今以上に肥満者が増えれば逆に経済でも悪い方向に行くのではないでしょうか。
ダイエット商品というもの
ダイエット関連商品に興味があるという事は痩せたいと思っているという事です。
なかなか痩せることができないから、これを飲めば痩せるという方法があれば試したくなるものです。いろいろな広告をうち、それで少しやせたという実体験や作られた口コミなどで騙されて買ってしまいます。
とってつけたような科学的根拠を持ち出してそれが作られたものであると言うことも分かってかわからずか騙されてしまうのです。それは私たちが常に科学的根拠や見えるもののみに焦点を当ててるために起こります。
売る側が用意したエビデンスというのは、なんぼでも作れるわけです。また第三者機関と言いながらお金を回し作ってもらうことも可能なわけです。少し考えればわかることでも、欲が出てしまうと分からなくなってしまうものです。
なぜ人は太るのか
そもそも人はなぜ太るのでしょうか?消費エネルギーが摂取エネルギーより少ないから太っていくのです。これはごくごく普通の考え方で、要は食べすぎという事です。
食べるという行為は習慣です。食べ物がない時代では習慣化することが出来なかったことです。今では口にするものが溢れかえっているので、習慣化することができます。
食べることは生きるためには必要なことです。ところが必要以上に食べてしまい、結果太ってしまうのです。必要以上に食べてしまうのはストレス解消になると勘違いしているからです。普段生きていればいろいろなストレスに曝されます。それを食べることで解消しようとする行為があります。これは一種の快楽になります。
食べるとストレス解消になるメカニズムは、食べ物を消化するため副交感神経が優位になり、ストレス状態の交感神経優位からリラックスの状態になります。このために人は食べればストレス解消になると勘違いしているのです。
快楽と幸せを比べる
快楽は努力が必要なく受け取れるものです。しかし幸せというのは努力しなければ感じることができないものです。
痩せるためには何をすべきなのか分からない人はいないはずです。何をするのか分かっているけどそれが出来なくて痩せれないのではないでしょうか。
痩せるためには何をするかというと食べないことに尽きます。食べる習慣、食べ過ぎる習慣を断つには、食べるという行為がどういうことかを理解する必要があります。
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食べるということを考える。命の犠牲の上に成り立つ行為
人は食べたものでできています。食べたものから栄養や気を吸収し、それを活動エネルギーとして生きています。食べることをやめるとエネルギーがなくなり、場合によっては命を保つこともできなくなります。しかし我々 ...
簡単に言えば食べるという行為は生き物を殺す行為です。ここで「肉は食べないから私は関係ありません!」という人がいるかもわかりません。
しかし、生き物の定義は
1.自己と外界との隔たりがある
2.エネルギーを生み出しそれを利用する(代謝)
3.外部からの刺激に対して適応する能力がある
4.子孫を残すことができる
などがあげられるため、野菜や果物もあてはまり、口にするほとんどのものが当てはまります。ですので、「食べることが好き」と言うことは、「殺すことが好き」と同意語となりどれだけ怖い事かお分かりいただけるかと思います。
だから、食べるときは食材に感謝して「いただきます」と言い、食べ終われば「ごちそうさまでした」と感謝するのです。
食べないでいるという事は少しの努力で可能です。
食べないようにするためには
食べるとおなかがすきます。食べなければお腹はすきません。何回か絶食を経験したことのある人であれば分かるかと思います。最初は食べたくて辛いのですが、絶食してしまうと意外とおなかが空かないものです。
最初はなんでも難しいものです。しかし、出来てしまうとどうってことはありません。
自分の事は意外と自分で分かっていないものです。毎日鏡で自分の姿を見るなどすれば食べる気も失せてくるでしょう。
食べないことのメリット
食べないことのメリットは数多くありますが、一番は病気にならず長生きできることではないでしょうか。
人は空腹になれば長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子が活性化されます。栄養が外から入ってこないため、あるもので栄養を補わなければいけません。内臓脂肪をはじめ、血管にある動脈硬化のもとになる脂肪などもエネルギーとして使われるため、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞や、脳卒中などの生活習慣病のリスクも格段と下がります。
更に白血球などの活動も活発になり免疫力が上がります。代謝も上がり体温が上がるため、ウイルスなどの病原菌の住みにくい環境にすることができます。
情報に流されない
医療ではがん患者を増やすためのキャンペーンが常日頃行われており、狙い通りにがん患者が増え続けています。他はいいのですが、この分野に関しては世界を見渡しても日本は特にひどい感じを受けます。経済を回すため、ある程度許されていたかもわかりませんが、これからはその範囲を超えてくる時代になっており、どこかでバランスが修正されると感じています。
何が正しくて何が正しくないかという事は、見える部分だけを頼りにしているといつまでたっても見えることはありません。
ダイエットに関しても全く同じで、本質をみれば騙されることもなく、やるべきことをやれば、やっただけの成果が出ます。