健康

病気の時は食べてはいけない!自然治癒力を高める体の反応

2019年12月6日


風邪をひいたときや病気になった時は、食欲が衰えたり眠気がいつもより増します。それは、人間の体がそうすることで、早く治癒に向かわせられることを知っているからです。人間の体は必要なものを欲し、必要でないものを嫌うようになっていて本当によくできています。自分の体に耳を澄ませることで、どうすればいいのかわかることも多いです。

病があるときは食を断つ

「五体いずこなりとも患いあらば、まず食を断つべし」釈迦
「病の時の食は病を養う」ヒポクラテス
「飲食に関する規則を守っていたので、病気になることはなかった」ローマ帝国時代の名医ガレノス

無病法 極少食の威力 著ルイジ・コルナロ

これらの格言は、体のどこかに悪いところがあるとまず食を断つことが重要であると説いています。

食べ物を消化するという働きは、何にも優先して行われるものです。ですから例えば昼食の後は眠気が襲ってきますが、これは消化に血液がとられて脳に行く血液量が少なくなったために起こります。

病気になっていれば治癒のためにエネルギーを使わないといけないのに、食べることによってそちらにエネルギーを使えなくなります。消化にエネルギーを使うため、治癒が遅くなります。

また、たくさん寝ることで余計な体力を使わずに治癒が早くなります。

動物もけがをすると、何も食べずにじっとしています。動物は本能に従っていますので、それが一番いい方法だとわかっているのです。

自分の体は自分がよくわかっている

体の調子が悪いときはどうすればいいかというと、自分の体に聞いてみることです。

自分の体ですから最善の方法を教えてくれるはずです。

風邪をひいているときなどは食欲があれば食べてもいいですが、普通は食欲がありません。無理に食べると逆に治りが遅くなります。食欲がないということは、正常な反応でそれに従う方が良いです。

今まで健康だった人が、1週間食べないからといって死ぬことはありません。むしろ食べないことで治癒期間が短縮されるでしょう。長寿遺伝子も活性化し、成長ホルモンも数十倍に膨れ上がり、活性酸素を除去してくれる酵素もつくられます。結果若返り、無駄な脂肪も剃り落とされ、病気も治る。良いこと尽くめです。

病気をしたときはしっかり食べて治すなどという行為は自然に逆らう行為ですので、治るのに時間がかかって当然です。しっかり食べるのは回復期で、体が治癒に向かっているときは食欲すらないはずです。

活性酸素に関しては、食べないことで無駄にエネルギーを生産しないため、活性酸素の発生自体を抑えることができます。添加物や残留農薬などの害からも遠さがるため活性酸素の発生を最小限に抑えることができます。

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まとめ

病気をしたときは、食べないと元気が出ないという間違った考えを捨てて体の欲するままに任せる。

現代病といわれるものは、すべて食べすぎが原因といわれています。

食べないことで病気の治癒スピードが上がり、体の中からキレイになり外見も若返る。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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