考え方

嫉妬することが良くない理由とは。これで自分のやるべきことが出来る

2020年4月22日

自分よりも優れている人を見ると、嫉妬心を起こすのが人間です。そして、嫉妬することは一般的に良くないことだと言われています。今回は「なぜ人は嫉妬するのか、その原因はなんなのか、なぜ嫉妬は良くないのか」を考えてみました。

嫉妬する理由は、自分に無いものを欲しがり、思い通りにいかないからです。人は他人をコントロール出来ないということと人にはそれぞれ役割があるということを今一度確認する必要があります。

そして、嫉妬することが良くない理由は、自分の命が無駄になるからです。

少し詳しく見ていきます。

嫉妬とは

嫉妬とは
1.人の愛情が他に向けられるのを憎むこと。また、その気持ち。特に、男女間の感情についていう。やきもち。
2.すぐれた者に対して抱くねたみの気持ち。ねたみ。そねみ。
抜粋:大辞林 第三版

人の愛情が自分に向けられず、他に向けられるために起こる嫉妬と、優れた能力のある人に対していだく嫉妬があります。

愛情が他に向けられるために起こる嫉妬

1番の意味における嫉妬に関してはこのブログでは何回か出てきていることで解決されます。それは人はコントロール出来ないということです。コントロール出来るのは自分自身だけで、他人の感情をコントロールすることはできません。

強制的に行動をコントロールできたとしても、強制するものがなければ人は感情のままに行動します。激しい嫉妬を起こせば相手をコントロールしようとします。コントロールしようとすればするほど人は反対の行動をとりたくなるため逆効果となります。

自分はこれだけあなたの事を想っているのに、これだけ頑張っているのにという自分の感情の押し付けが更なる抵抗を生み、嫌われます。

それは他人が自分の思い通りになると思っているところから始まっています。意識するのが常に自分であれば、この嫉妬は生まれません。

優れた者に対していだく嫉妬

優れたものに対していだく嫉妬心は自分もそうなりたい。けれどなれなくて悔しい!せこい!という気持ちからきています。自分が頑張ってもそこまでに到達できていないから、うらやむのです。

ここで考えるべきことは、人はそれぞれ役割が違うということです。役割が違えば当然やるべきことが違います。ですので他の人と比べること自体無意味です。

優れたものに対しては、目標にすることはあっても嫉妬することはおかしな話です。

ただ嫉妬するということは、頑張ればそこまで到達できるかもしれないと自分が思っているという証でもあります。嫉妬するのではなく愚直に今のやるべきことをやれば、おのずと結果が出てくるのではないでしょうか。

明らかにレベルの違う人に嫉妬することはありません。ほとんど同じくらいのレベルの時に起こります。

たちが悪いのはレベルが低いと思っている相手が自分よりも認められていれば嫉妬は激しいものになります。「自分の方が優れているはずなのに、なぜだ」という思いがあります。嫉妬から妬み憎しみに繋がり自分を破滅の方向へ追いやることになります。

嫉妬心は命を奪う

嫉妬心は時間を浪費します。常にその人の事をおもい、妬み、うらやみ、かといって何か良い事を生み出すかと言ったら何も生み出しません。

頭の中が常に他人に支配されている状態です。この状態は自分のためになっているはずがありません。

ただでさえ負の感情にさいなまれているのに、更に命の断片である時間を奪われます

自分だけの問題だと思ってはいけません。やるべきことがあり、そのやるべきことができなくて、本来生まれるはずのものが生まれなければどうでしょうか。自分の時間は自分のものであって自分のものではないということも言えるのです。

例えば、エジソンは電球を発明したと言われています。そのエジソンが無駄に時間を過ごしていたら、すなわち発明に関わる事以外を常に考えていたら、電球は発明されていなかったでしょう。

そうなれば、色々なところに影響がでます。電球が発明されたことで、命が助かったという人もいるはずです。その人は電球がない場合、命が助からなくなります。その人にも家族がいて、友達や大切な人がいて周りに影響を与えています。一人の人に影響するということは複数の人が影響されるということです。本来もう少し長く生きられた命が亡くなるというのは大きなことです。それが一人二人と数多くの人に影響を与えるものになります。

歴史上の人物と自分とを比べて、自分は大したことがないから関係ないということはありません。人はみな影響しあって生きています。それは自分自身のやるべきことをやってなされる影響力です。他人の事を考えてどうのこうのということはありません。

嫉妬をすれば時間が無くなるということは一番大きなことです。嫉妬をさせる方が悪いと嫉妬を生み出させる対象を悪者にすることは出来ません。なぜなら嫉妬心は感情であり、コントロールすることが可能だからです。

嫉妬心を無くすには

嫉妬心をなくすには、とにかく他人をコントロールできないと知る事です。自分の感情は知識で抑えることができます。嫉妬することが如何に無駄でデメリット満載な事かが分かれば、自分の人生にそのデメリットを加える必要があるのかどうかを考えたとき、無いと答えが出るはずです

いくら知識で持っていても抑えることが難しいときもあります。その時は嫉妬心を誘発するものを断てばよいです。例えばテレビが原因ならテレビを捨てる、携帯が原因なら対象のアプリを削除するなどです。普段から連絡を取る相手であれば連絡を取れない状態にします。嫉妬するということは自分を悪い方向に導くものであり、異常事態です。少々やりすぎでは?と思うことでもやって状況を変えていきます。

何か夢中になる他のものを見つけることも良い方法です。

しかし一番根本的に効果があり、他の物にも応用が利く方法としては、やはり他人はコントロールできないということを知る事です。そして人それぞれに役割があり、ただその役割に沿って一生懸命行動しているだけであって、他と比べて自分はどうだと比較する事自体意味のないことです。

人生は自分が主人公です。他人に支配されることから脱却すると莫大な時間のプレゼントが待っています。

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  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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