「明日からやる」あるいは「明日やる」と先延ばしにすることは、通常良くないと言われています。今回は「先延ばしにしすること」をテーマに考えてみました。
先延ばしにすることは良くないと言われていますが、実際には明日に延ばした方が良いこともあったりします。それは効率を求める上で必要になってくるものです。段取り良く物事をこなす方が時間にも余裕ができ、精神的にも良いと言えます。
明日にしようか迷った時に考えることは、怠け心からくるものなのか、それとも効率を求めての事なのかを自分に問いただす必要があります。
少し詳しく見ていきます。
目次
明日にするという思考
「明日にする」という先に延ばす考えは明日があるという前提で成り立っています。当然明日も生きていると仮定して生活をしています。
もし、死ぬ時が決まっていれば普通の日常生活を送ることはありません。その日に向かって悔いのないように過ごします。ところがそんな日はいつなのかわからない事なので、先を見据えて計画をもって生活をします。
人は先をある程度予測することが出来るから、計画を立てて短時間では不可能なことも可能にすることができるのです。一方で怠け心からくるものは良くありません。それは、明日になっても引き延ばす可能性があるからです。
4コマ漫画のお父さんとお母さんは怠け心からくるもので、良くないということが分かります。
先延ばしするメリット
明日にすることで効率が良くなるものは明日にする方が良いです。
例えば、仕事場が片道40キロ離れた場所にあるとします。40キロであれば1時間程で到着します。仕事を終えて帰宅し一息ついた時、やらないといけないことを忘れていることに気づきます。それは本当は今日やってしまわないといけないことです。
この場合、仕事の重要度にもよりますが、明日に出来るのであれば明日する方がいいように思います。この例は極端な話ですが、非効率なことは日常よくあります。
先に延ばすことが日常的にならないのであれば、効率を求めることは悪くありません。むしろ時間を無駄にしないという点において、勧められるべきことです。
「明日」と言わず、短い時間の例えで行くと。
事務職の仕事の人で、昼過ぎに銀行に行く予定をしていたとします。午前中の間に本日郵送する封筒を用意できたとして、それをすぐに郵便局にもっていくっでしょうか?締めの時間は夕方なので昼過ぎに外に出たついでに出してこようと思うのが効率を考えることになります。
この様に効率を考えるがゆえに先に延ばしたり明日に延ばすということは、時間を大切にするうえでもありなことです。
先延ばしするデメリット
明日に先伸ばすことでのデメリットはチャンスを失うことです。日々の生活の中には様々なチャンスがあり、その一時でしかものにできない時があります。早く対応すれば手に入れられるものでも、時間が経てば、手に入れられないことがあります。
仕事でいえば一日違いで大きな契約を取り損ねるなんて言う話はよく聞きくことです。なので、仕事など大事なことは出来るだけ先延ばししない様にしなければいけません。
もう一つのデメリットは先延ばしにすることが習慣化されてしまうことです。何よりもこれが最大のデメリットではないでしょうか。人生は意外と長いものです。例え今、チャンスを逃したとしても次があります。ところが先に延ばすことを習慣化してしまうと、チャンスを逃し続けることになります。
習慣化されるのが怖いという理由で、非効率であっても今日やるべきことは今日仕上げるということを徹底する人もいます。例えば上の例でいえば、帰宅後気づいたら片道1時間かけて事務所に戻って仕事を仕上げるということです。特に急ぎでなく締め切りが先の物であれば、別に明日でもいいのではないかと思うのが普通です。往復で2時間あればその分、多く睡眠をとったり違う仕事を出来たりするわけです。
ところが習慣の怖さを知っている人は効率が悪くても、先延ばしをすることを嫌う人がいるということです。
これは正に人それぞれで、先延ばしにする対象がどのポジションにいるか、ということや、意識の違いで変わってくるかと思います。
因みに私であれば、明日に出来るものは明日にします。2時間あればその分睡眠時間にすることで、快適に間違いのない仕事が出来ると思っているからです。睡眠時間の優先度が高いことになります。
寝不足は判断力を低下させ、1日使い物にならなくなるため、他の事にも影響してくるものです。
まとめ
明日に延ばすのは、怠け心からくるものか、効率を求めての事なのかを自分に問いただしてみます。
効率を求めることは時間を大切にすることになり良いことです。
効率を求めて先延ばしにすることであっても、先延ばしにすることが習慣化されるのが最も怖いことです。なぜなら数多くのチャンスを失うからです。
何を優先するかで選択する答えが変わってきます。
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