猫は自由気まま?猫の行動を理解して信頼関係を築く

2019年11月9日


犬は躾ができますが猫は躾ができないといわれています。良くしつけられた犬はパックリーダである飼い主に従うことが幸せであり、従順です。「主」は飼い主にあり、それは犬にとっても幸せなことなのです。しかし猫は「主」は自分自身であり、自分の嫌なことは基本的にやりません。それがわかると猫の行動の一つ一つが納得できます。

猫の行動する理由


猫が行動する理由は簡単で、嫌なことをしない!うれしいことしかしない!ということです。
4つ例を挙げてみます。

①行動のあとにうれしいことが起こるとそれを繰り返すようになる

    飼い主が呼んでそちらにいくとおやつをもらえた。この場合飼い主のところに行くということが行動になり、行動の後おやつをもらえるわけですから、猫はこれを繰り返します。
    呼べばおやつがもらえるといううれしいことが起こると期待して、飼い主のところにやってくるということです。

②行動のあとにうれしいことが起こらなければ行動しなくなる

    ①の例で飼い主が呼んでおやつを上げないということが繰り返されると、呼ばれても来なくなります

③行動の直後に嫌なことが起こると行動しなくなる

    これは直後でないと意味がありません。猫がとってほしくない行動をとったとき、それを2度とさせないように飼い主がダメや霧吹きをしたりします。しかしこれは直後でないと、ただ単に嫌なことをされただけで飼い主のことが嫌いになります。
    行動の直後ということでずっと見ていないといけないことになります。ですので猫にお仕置きは、むしろ逆効果となります。

④行動のあとに嫌なことがなくなれば行動する

    抱っこされるのが嫌いな猫が抱っこから逃げようと爪を立てる。爪を立てられたら抱っこする方は痛いので抱っこしない。

その結果抱っこをするたびに、爪を立てるようになる

これはあくまでも一般的な例で人間も同じように個体差があると思います。
うちの子はおやつをあげなくても呼んだら必ず来る、ということもあるかと思います。

それは飼い主と猫との信頼関係で結ばれているのでしょうし、おやつはあげてないけど、撫でたりしてほしくて寄ってくるということも考えられます。とにかく猫はうれしいことしかせず、嫌いなことはやりません。

猫と遊びながら育てる


猫は躾はできませんが条件付けはできます。上で例にした行動を利用して猫にしてほしい行動を促すのです。

これは猫と飼い主両方にメリットがあります。猫は人間と同じように年を取り病気にもなります。猫は「自由気ままな生き物」そうあきらめて放置し、さわることもさせてもらえない状況だと猫が病気になったり少し体が悪くなっても気づくこともできません。ましてや病院に行くことも、薬を与えることもできません。

猫は体が不調でもそれを態度に出さない動物です。これは猫だけの話ではなく動物全体に言えることですが、野生でそんなことをしたら死に直結するからです。目に見えて具合が悪いときは、相当悪い状態です。

猫の異常に気付くためにも遊びながら育てていくことが大切です。

今回紹介する本は
猫との暮らしが変わる遊びのレシピ
著 坂崎清歌・青木愛弓

様々な遊び方のレシピが載っています。クリッカーゲームをしながら楽しく愛猫と一緒の時間を過ごすのはいかかでしょうか

猫の行動のあれこれ


そのほか気になる猫の行動のあれこれをあげていきます

おなかを見せる

おなかを見せる行為は基本的に相手に対して信頼している、一番弱いところを見せている状態です。かといっておなかを触ってほしいかどうかということはまた別で、慣れていない猫だと急に引っかいたりすることもあるので注意が必要です。

あちこちにマーキングする

去勢手術を受けていないオス猫はあちこちに尿をかけるマーキングをすることがあります。これはいたって自然なことなのですが、飼い主からするとたまったもんではありません。

マーキングは自分の縄張りを示したり自分の存在をアピールするためにする行為です。

去勢手術することでほとんどの場合この問題は解決されますがそれでも尿によるマーキングが起こることもあります。

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猫がストレスを感じたときにも尿のマーキングをすることがあるので、どこに原因があるか考えなければいけません。

しっぽを動かす

上向きの場合ご機嫌や自身に満ち溢れている状態で、さらに先端がカールしていれば友好的で遊びたがっている状態です。
ゆっくり大きく動かす場合も、機嫌がいい状態でリラックスしています。

下向きの場合、恐怖心があるとか身を守る体制をとるときに下向きになります。極度に緊張すると、足の間に挟むこともあります。素早くしっぽを動かす場合、イライラや怒っていたりする状態です。

しっぽを常時動かす行為は、猫への刺激が強くなっている表れです。これは抑えが利かない状態になっています。犬ではないので、喜んでいる状態ではありません。

猫が自分の名前を呼ばれたときしっぽの先をちょっと動かして返事をする、ということはよくあります。

毛づくろい

毛づくろいをする理由は清潔にしたり、においを取り除き自分のにおいにするためです。

毛づくろいは精神を落ち着かせる働きもあります。
撫でていた猫が急に毛づくろいをしだしたら、それは飽きてもうやめてというサインなのかもしれません。

まとめ

猫はうれしいことのみ行動に移し、嫌いなことはやりません。猫は自由勝手気ままと言われる所以です。

猫の行動には理由があって人間にヒントをくれています。猫が快適に暮らしやすいようにすることが、同じ空間で暮らす人間にとっても幸せということが言えるでしょう。

猫は飼うのではなく猫に飼われているという方が正しいのかもしれません。

画像は写真ACからSDHさん

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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