考え方

人のせいにしない。自分の人生をコントロールする

2019年12月22日


皆さんは自分の周りで自分にとって不利益なことが起こった時に、それを人のせいにしたことはありますか?人のせいにすると気分が楽になります。しかしそれでは人生がコントロ-ル出来ないことになります。人生を他人にコントロールされてしまうのか、自分でコントロールするのか自分自身で決めれるとなればどちらを選びますか。

完璧に思い通りにはいかない

思い通りにいかない時に人は腹を立てたりイライラします。自分の理想に事が運ぶように邁進するのは良い事ですが、常に順調にいくものではありません。常に邪魔が入ったりアクシデントに見舞われたりするものです。それを人のせいにするのか、それともしないのかによってその後の自分の周りに起こる出来事が変わってきたりするものです。

本当にその人のせいなのか?

まずいろいろな状況が考えられますが、例えば私があるプロジェクトを任されていた話をします。たとえ話です

私が任されたプロジェクトでは、期限までに資料を集めて国の認可を受けるものでした。それを任された時は嬉しいというより、めんどくさいというのが率直な感想でした。もしそれが実現できなかった時の立場や居場所みたいなものがなくなるのではないかという不安というものもありました。しかし私に選択権などなく、受けざるを得なかったいといったところです。

実際に任されてからは気持ちを切り替えて、なんとか期限までに認可を受ける段取りを立てました。逆算していき不測の事態に備えて、予定よりもゆとりをもって作業をはじめました。その資料というのは海外の企業ともやり取りをして揃えないといけなかったので、そちらの方はかなり重要で気を使うため私が担当し、国内の資料は私の部下に任せてすすめていきました。

期限もせまり私の方の資料もそろい、後はまとめるだけとなった時にあり得ないことが起こったのです。とある資料がないのです。私としてはきちんと指示していたはずなのですが、部下曰くそんなのは聞いてません。とのことでした。

という感じになりましたが、今はそんなことに時間を使っている場合ではありません。気が狂うのは後でもできるわけなので、まずできることに取り掛かりました。

そこからは急いでみんなでやり何とかギリギリ間に合い認可を受けることができました。しかし最初に余裕をもってやっていなければ、確実に間に合っていなかったところです。そしてその時思ったのです。もし今回期限に間に合わず失敗に終わっていたとしたら私は部下のせいにしていたのではないかと。

私は間違いなく指示したとしても、聞いてないと言うのであれば聞いてないのでしょう。それを部下のせいにし、どこか酒の席で口に出してしまったとします。それは必ず巡り巡って本人のもとにその情報はいきます。部下は自分の責任だとは思っておらず、その中でそのような情報が入ってきた場合憤りしか感じないはずです。口に出さずともたとえ思うだけでも、その雰囲気が相手に伝わるものです。ふとした瞬間に態度や口調などで現れるものです。終わったことで人を責めるという行為は、全く建設的ではなく前に進まないわけです。

プロジェクト無事終了後、私も結構考えるたちなのでいろいろ考えました。今回の事は特に言うことも、思うのもやめて忘れようと。次は私が気を付けてみていこうと。

当時はそういう事を想っていたわけですが、今になって正しかったといえます。コントロールできるのは自分自身だけだからです。世の中にはいろいろな人がいます。すべて自分と同じと思うところがまずは間違っているわけです。自分ができるからみんなできるはず、ではなくそれぞれ人によって得意なことや不得意なことが違います。根底に人はみんな違うということを頭に入れていれば、人のせいだと思うなどということは無くなります。

原因は内側にある

何かアクシデントが起こるとき、それがたとえ外部の環境であったとしても、まずは自分を見つめなおします。上の例でいけばもし例え100%部下の責任だと思い込んでいても、自分の中に原因がないかを探します。そしていくつか改善するところを見つけていきます。逐一報告させるという方法が一番最初に頭をよぎります。報告がなければどうなっているか把握することができ、最後まで分からなかったなんていうこともありません。

外側に原因をみつけようとし、例え見つける事が出来たとしても改善できることはほぼありません。しかし内側に見つけることによって改善策を考え、それによって二度と失敗しないようにすることができるのです。

もし内側に原因をみつけることができなければ常に誰かの影響をうけることになります。これほど不確実なものはありません。まるで人生がギャンブルのようなそんな感じがするのです。もし自分の中に原因をみつけることができれば、自分で工夫し改善していくことが可能です。

人生が常に周りの人に左右されギャンブルのような人生と、自分の意志で方向付け確実にそこそこの成果が出る人生とではどちらがいいですか?2つの選択肢があるのなら、私は後者を選びます。ですので内側に原因をみつけるようにします。

精神的にきついとき

自分の中に原因をみつけていく作業になれていないと、どうしても精神的にきつくなる時があります。そういう時は思いっきり人のせいにします。今度は今までと逆で、自分が100%悪くても人のせいにするのです。そうして、たまには人のせいにし、精神のバランスを保つのもいいと思います。

普段から自分の中に原因をみつけようとしている人は、人のせいにしていても、習慣で自分の改善点を頭に思い描いているはずです。ですので、すぐにこちら側に戻ってこれます。

まとめ

周りに起こる出来事やアクシデントは、一見自分以外の誰かの責任のように思えても自分の中にその原因をみつけるようにします。なぜなら唯一自分自身だけがコントロールできるものだからです。

もし自分の中に原因をみつけないで他人のせいにする場合、常に他人に振り回されることになります。

人は10人いれば10人とも違います。外見から考え方感じ方まで人それぞれです。まずはそのことを認識し、他人に振り回される人生がいいのか、それとも自分でコントロールできる人生がいいのかを決めることにします。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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