本の紹介

泣ける本。感動で涙する本を紹介します

2020年4月5日

何冊か本を読んでいると、感動する本が出てきます。今回は初めて【本の紹介】というカテゴリーで投稿します。今後いろいろな本を紹介できたらと思います。

私は一日1,2冊のペースで本を読んでいます。もう4年ほどたち大体2000冊くらいを読んできました。ビジネス書や
漫画(歴史)、小説など、ジャンルは様々で、その時に読みたいと思ったものを読んでいます。

今まで読んできた中で一番感動した本を紹介します。人によって、感じ方が違うので保証することは出来ませんが良い本であることは間違いないです。リンクはこの記事の一番下に貼っています。

本の題名は

「神様が書いた4つの誌」絵:星加海 訳:おかのきんや

です。

最も感動したのは3番目の詩です。

本の購入のいきさつ

いつも本はアマゾンで購入します。アマゾンは品ぞろえが豊富なので、毎回利用します。

本を買うときに一度よかった本の著者の本は全て買うようにしています。おかのきんやさんの本は以前に読んだことがあり、面白く感じたので、この本も買ってみました。

神様と書かれていますが、宗教的な意味合いはありません。世界中で愛された、著者の分からない作品4つが載っています。著者が分からないため、それを神様としています。中身をそのまま書くわけにはいかないので、感じたことを書きます

人は無いものねだりをする【最初の詩】

人間は無いものねだりをする生き物です。どれだけ自分が恵まれていても、分からないものです。

例えば、お金がない貧しい人は、自分の体を売ってまでお金が欲しいと思います。体が丈夫で、風邪など病気になったことがない人は健康の有難味が分かりません。
一方で地位・名誉・財産がある人が病気を患い寝たきりになれば、全てを投げうってでもいいから健康が欲しいと思うものです。

今自分にあるものが全てで、無いものを求めることは良いとは言えません。本来、自分に無いものを求めることは向上心や成長に関わることで否定されるべきことではありません。しかし、自分に備わっているものをないがしろにしたり、軽視してまで無いものを求めることは、愚かであるということです

元々人それぞれに備わっているものは必要だから備わっているのです。たとえそれが、一見必要でないものやハンディになるようなものでもです。

もちろん、自分自身がそれを受け入れることは難しいです。

しかし、「これさえなかったら」とか「あれさえあれば」とか過程の話をしても仕方がありません。無いものは無いし有るものは有るのです。

「これさえなかったら」という人が例え「これ」という障害を取り除いたとしても、違うものを指して同じセリフを言うことでしょう。

「あれさえあれば」という人が例え「あれ」という良さそうなものを手に入れたとしても、違うものをみつけて同じセリフを言うことでしょう。

現実を見つめて今自分の置かれている状況を把握しなければいけません。そこから自分には何が出来るかが大切になります。

子供の頃から体が悪くて、苦労してきた人は、大人になれば人の痛みが分かる優しい人になるでしょう。そういう人が医者になれば、患者さんの気持ちが分かる良いお医者さんになるに違いありません。様々な状況に身を置いて勉強しているのです。困っているのではありません。

平気で人をけなし人の不幸を喜ぶような人は、自分が逆の立場になったことがないため、わかりません。分からないことは逆の立場になり、勉強しなければいけません。誰が仕向けることもなく自然とそうなるものです。その時に困ったということではなく、勉強するのです。

そして、その状況になっているのは不幸なことではありません。人はみな違い、それぞれの役割があります。役割が違うのに他と比べる事自体無意味なことです。例えば車でいえば、タイヤがエンジンをみて羨ましがっているようなものです。またその逆も同様です。タイヤだけでは車は走れませんし、エンジンだでも走れません。

会社でもそうです。皆が同じことをしていれば、その会社はつぶれます。社長には社長業があり、部長には部長の、課長には課長の一般社員には一般社員のそれぞれの役割をこなし、全体として成り立っているのです。自分はその一部にしかすぎません。そして自分の役割を把握し自分の出来ることを一生懸命することが、幸せを感じることに繋がる唯一の方法なのです。

まずは今の状況を把握すること。そこから自分の役割をみつけ、邁進します。

時間は有限である【2番目の詩】

時間はみんな平等に与えられたものです。お金持ちだから、2時間多いとかそんなことはないわけです。子供だから3時間少ないとかないわけです。老若男女、全ての人に同じ時間が与えられます。時間は命の断片でいかに時間を大切にするか、それが命を大切にするということに繋がります。

与えられた時間をどう使おうが、その人の自由です。ただ、その時間を貯めておくことは出来ません。ただただ過ぎ去っていくものです。

人は生まれたときから死に向かって生きています。時間を命であるということを、理解していない人は多い事と思います。小さいころに命は大切だと習いました。同時に時間の大切さについても教えるべきなのです。人の命を奪えば、捕まり思い罰を受けなければいけません。ところが人の時間を奪うことを罰する法律はありません。

人の時間を奪うのは、例えば遅刻です。定められた時間に遅れて相手が待っていた場合、待たされた人は時間を無駄にすることになります。それは命を無駄にするということです。ところがこのようなことで捕まることはありません。

人は大切な人を待つときには、さほど苦にはなりません。それは命を懸けても惜しいことはないと本能で悟っているからでしょう。

時間にはもっと敏感になる必要があります

父母の恩【三番目の詩】

もし今生きているのであれば、赤ちゃんの時に誰かに世話をしてもらったはずです。赤ちゃんは一人で生きることができません。大抵の場合両親が世話をしてくれることになります。

親は自分の時間をほとんど子供に注ぎ、育ててくれます。返事してくれるわけでもないのに話しかけてくれたり、泣きわめいたとしても怒ることはありません。どうにかして、快適にさせようと心を砕いて育ててくれたおかげで現在があります

そうして自分を育ててくれた両親も年をとります。今までできていたことが出来なくなったりすることもあります。大人から子供に戻るといった感じです。そんな時は、自分がしてもらった数々の事を思い出してみるのです。

いちいち腹を立ててはいけません。腹が立ったり怒りが沸き起こるというのは自分の思い通りにいかない時に起こります。それは愚かなことです。自分が赤ちゃんの時には育てる人の都合を考えたことはないからです。明日仕事で寝なければいけないのに夜泣きで起こされ、夫婦の仲が悪くなることもあったでしょう。せっかくご飯を作っても食べてくれないこともあったでしょう。数々思い通りにならないことに腹を立てず育ててくれたことを思い返してみます

いつか、別れの時が来ます。それは、具体的には死別ということです。どちらが先かはわかりませんが、分かれが来るということは確実です。何もそれを予期して悲しむ必要はありません。むしろ分かっているからこそ、大切にできるものです。なぜなら、人は死を意識して初めて生きることを意識するからです。

限られた時間しか一緒にいることが出来ません。日々生活していると、明日があると思いがちです。そんな保証はどこにもないのです。まずは分かることが大切です。

やったことは消えない【4番目の詩】

やったことが消えないというと怖いでしょうか?人それぞれだと思いますが、私は嬉しいと感じます。

例えば会社に勤めていて、他の誰よりも結果を出したにもかかわらず自分より周りが評価された場合憤りを感じます。まじめにやることが馬鹿らしく感じ、一体何のためにやってるんだろうと思うことになります。やったことが消えないということは、後々再評価される事になります。それはダイレクトに自分に返ってきます。これほど、真っ当でやりがいのあることはありません。

人々は悪いことをしても、得をすればそれで良いと考える人もいます。しかし、それは間違った考えです。

例えば詐欺師はどうでしょうか。人を欺き、だまし、金品を奪います。一見得をしたかのように思います。ところが警察に捕まった詐欺師は、そのほとんどを同じように誰かに騙し取られたり、失ったりしています。結局得たものを失い、更に捕まり罰を与えられるわけですから、得したことにはならずむしろ損したことになります。

やったことは消えないということはまじめに生きることを肯定していますまじめにやってバカバカしいということは有り得ません。その時を一瞬をみればそう見えることは多々あります。しかし、長い目で見れば必ず帳尻が合うようになっているものです

まとめ

どれも素晴らしいもので、買ってよかった本です。

特に3番目の詩は感動しました。この詩は歌にもなっているようです。私はこの本を読んで初めて知ったのですが、知らない人は絶対本の方が良いです。歌は人を介し、更にメロディものるため、弱く感じます。

4番目の詩の解釈は少しずれているかもしれませんが、「やったことは消えないよ」と教えられているような気がします。

  • この記事を書いた人

宮野 功次

1986年1月8日生 健康・生活に関する役立つ知識や情報を発信していきます。 鍼灸師・柔道整復師 /コメントいただけたら喜びます。

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